四国霊場八十八ヵ所巡礼の旅。その4 | 次なる難所は「お鶴さん」と呼ばれる20番札所、鶴林寺

四国霊場八十八ヶ所巡礼の旅 4

1日目のお参りが終わり、コンビニで弁当を買って食べて、スマホで銭湯を探して、お風呂に入り、早々と車中泊をする場所探しです。スマホ1つで便利な時代です、車中泊可能な場所、で検索をしたらすぐに候補がヒットします。だいたい道の駅の駐車場であったり、高速道路のPAやSAなどです。最寄りの候補が港だったので、早速そこに行き、路肩に停めて寝ました。ただ釣り人や、カップルの車が頻繁に出入りしては、私の車に横付けして覗いてきます。他県ナンバーの車が、港の路肩に停めてるのが珍しい様です。道の駅にすれば良かったと後悔しました。ウトウトしては、それで起こされ、まともに眠れず朝の5時。外も明るんできて、そんな寝不足の中、コンビニでパンとコーヒーを買って2日目のスタートです。
18番札所、恩山寺
19番札所、立江寺
20番札所、鶴林寺
鶴林寺は、この山で弘法大師が修行中に雌雄の白鶴が金の地蔵様を守っていたのをみて、木で彫った地蔵様の胎内に、その金の地蔵を納めてお祀りしたのを由縁とし、「お鶴さん」の呼び方で親しまれています。

参道の山道は「お遍路転がし」と言われる急な坂が続く道で、570mの山頂まで車で行くにもアクセルをベタ踏みにしないといけないぐらいの急坂です。阿波の国で「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」とも言われる難所の1つです。徒歩や、自転車のお遍路さんを坂で見かけましたが、本当に辛そうです。自転車は降りて押すしかありません。自分には出来そうも無いので、その方々を心から尊敬します。坂を上がりきれば、駐車場。維持管理費として300円を納経所で払います。代わりに交通安全のステッカーを1枚頂けます。もったいないので、貼ってません。

21番札所、太龍寺
ここも難所の1つです。しかし、現在は山頂に続く「太龍寺ロープウェイ」があり、難なくお参りができます。往復切符が大人2470円、中高生1800円、小学生1200円、
小学生以下は乗車券1枚につき、子供1人無料。しかもペットも同伴無料となります。大型犬はスタッフに要相談らしいです。20分間隔で運行しています。
このロープウェイは全長2775mの長さで西日本最長、片道10分です。川を越え、山も1つ越えてしまう珍しいルートの様です。
私が行った時は閑散期らしく、上りのロープウェイでガイドのおねえさんと2人きりで、貸し切りでした。何か申し訳ない。ガイドさんも地理や歴史をマニュアル通りにアナウンスを済ませたら、後は2人で談笑していました。話を聞くと、今も徒歩で山越えをする、強者お遍路さんが居るらしいです。へぇ~、と眼下の森を見下ろしましたが、もちろんそんな姿は見えません。10分間はあっと言う間です。太龍寺は山深く霧に包まれた厳かな雰囲気です。とても静かなお参りができました。そして下りのロープウェイ。別のガイドのおねえさんと、また2人きりです。また申し訳ない。ガイドさんも下りのマニュアル通りに地理や歴史のアナウンスを終えたら、また談笑。ここでも話をしていると、地元の人はお遍路をしたことのない人が多いとの事。。ガイドさんも他のお寺にほとんど行ったことがないと聞きました。私が兵庫県から来たこと、37歳、一気打ち、このキーワードを言うと、若いのに偉い、珍しい。とガイドさんからお褒めの言葉を頂きました。ありがたや。
話し込んで10分は早い。私1人のためだけにスタッフさんやガイドさんが動いてくれて、深々と一礼をしてから去りました。
22番札所、平等寺
23番札所、薬王寺
ここまでまわり、全体の約4分の1を終えました、23番札所で徳島県は終わりです。時間は11時30分頃。簡単に昼食を済ませたら、いよいよ高知県に入り一気に室戸岬に向かいます。
薬王寺のある美波町から次のお寺、室戸岬の最御崎寺(ほつみさきじ)まで国道55号線を車で約1時間40分、距離にして76kmです。この間、ほぼ何もありません。左手に太平洋、右手に山々、海岸沿いをひたすら走る、そんな景色が延々続く印象です。なので薬王寺周辺で、ガソリンの補給をお勧めします。室戸岬までガソリンスタンドが無かったと思うので、念のため。交通量もそんなに多くなく信号も少ないので、スムーズに室戸岬に着けます。
24番札所、最御崎寺(ほつみさきじ)
ここも青看板があるのでまず迷いません。国道55号線から右に曲がり、急な坂道を上がった先にお寺はあります。高台にあるので、太平洋が望め、とても美しいです。近くに室戸岬灯台、室戸岬展望台(恋人の聖地認定)もあり、寄り道するのもお勧めです。
25番札所、津照寺(しんしょうじ)
最御崎寺から、車で約10分ほどで到着します。駐車場がわかりにくく、道路から左手、海側に漁業組合、市場の施設があるのでそこの川沿いに路駐ながら縦列駐車すれば大丈夫です。逆に右手、路地を少し入れば有料ながら、個人で経営される駐車場があるらしいので、そちらもお勧めです。津照寺は、「津寺(つでら)」とも言われ、海の交通安全の仏様として地元で親しまれています。その昔、土佐藩主が沖合いで暴風雨に遭った時、どこからともなく僧が現れ舟の楫をとり、助けてくれて立ち去った。僧の濡れた服の水跡を辿ると、津寺の本堂に続いていたので、ご本尊を観ると濡れていた。という逸話もあり「楫取り地蔵」と言われています。津照寺は、石段の急なお寺です。125段の急な石段で、なかなか危ない階段なので上がり下りの際は手すりはをしっかり持ちましょう。それを頑張って上がれば本堂です。そこから太平洋を望むと漁港の街並みと相まって、すごく美しく風情があります。

 
四国霊場八十八ヵ所巡礼の旅。その1| 四国お遍路に持って行ったものはこれ